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謎の光のドライヤー【エレメア ドライ】

謎の光

私はかれこれ6年近く、美容院の浮気をしていません。そのお店は、私の住んでいる地域ではお値段は高め、タウン誌にもクーポンはまったく付かないのですが、カット直後の自然な仕上がりがお気に入りで、ずっと通い続けています♪

どこのお店でもそうだと思いますが、シャンプーやトリートメント剤をオススメされます。その中で気になったドライヤーがありました。店長さんおよびスタッフさんいわく、謎の光で髪の毛がつやつやになるとのこと。

確か2年くらい前だったとおもいます。その後お店のドライヤーはすべてそれに置き換わりました。お勧めというよりもご紹介という感じで説明をしてくれましたが、サイズも大きめで取り回しの悪い業務用ドライヤーに3万円を出す勇気はなく、月日が流れました。

謎の光は遠赤外線だった

前回美容院に行った折、「ドライヤーを新調したんですよ〜」と、それまで黒だったドライヤーが、すべて白いものに置き換わっていました。遠赤外線の効果で〜という説明でしたので、訊いてみました。

「前のときは謎の光とおっしゃってましたが、あちらも遠赤外線だったのですか?」と。

店長さん、謎の光というご自身の言葉を忘れていたらしく、きょとんとした顔をされていましたが、以下、まとめるとこんな感じのことを教えてくれました。

  • 前回のものも遠赤外線だった。
  • 特許は今(白くて新しいもの)の会社が持っている。
  • 前回の(黒くて3万円したもの)は、それを独自に改良した研究所の製品らしかった。
  • 美容業界では無名のメーカー。(名前も出てこなかったくらい)
  • よく壊れた。全台一度は修理に出した。
  • 今回のものはCreate Ion(クレイツイオン)という、美容業界では信用のある会社の製品。
  • ほぼ壊れない。壊れても1年間は無料で修理。以降はどんな故障でも一律3千円で修理してくれる。
  • お値段は1万8千円也。

…謎の光が遠赤外線だったというくだりは、毎日現場に立たれる方にとっては、そういう変化も当然のことなのでしょう。

来店したときだけ情報が更新される私との、認識の差異が浮き彫りになって、逆に信憑性を感じました。

…ということで。。

買ってみちゃいました!

はい。約2ヶ月前に購入して、毎日使っておりますので、使用感などをレビュー申し上げます。

箱はこんな感じです。製品名は、クレイツイオン「エレメア ドライ」です。

ふたを開けるとこんな風になっています。保証票がついていますが、1年間有効で、その間の修理は無償。以降は、どんな故障でも一律3千円とのこと。クレイツイオン社の他の製品も同じみたいです。

修理代を高くして買い替えを促すよりも、満足いくまで使い倒してもらい、次の入れ替え時にもうちの新製品を買ってもらおう!という、プロの美容室向けの商売なのかも知れません。

持ってみたところ。やっぱり業務用ドライヤーは大きいですね。。

ノズルをぱちんとはめて完成です。

使ってみる

使い方ですが、まずは温度設定が20℃刻みで、40〜120℃に設定できます。写真は80℃設定にしたところです。あとは風量が、強弱2通りあります。

人差し指で握っているあたりに送風ボタンがあり、押すとCOOLと表示されます。青くてかっこいいですね!…でも、だいたい髪をセットした最後に手探りで押すので、自分で見る機会は少ないかと。。私も今回、写真を撮ってみて初めて知りました!

ちなみに一番下のボタンが電源スイッチですが、毎回温度:40℃、風量:強にリセットされます

使い方のコツも、店長さんにいくつか聞いています。私自身の使用感も含めてご紹介します。

  • 遠赤外線は、あんまり遠くまでは届かないそうで、離しても10cmくらいまで温度を上げれば上げるほど、遠赤外線は多く出るそうです。
  • 風量:強の方が早く乾きますが、せっかくのお高いプロ用ドライヤー。私は風量:弱、真夏以外(つい最近)は温度:100℃にして、遠赤外線を全力で浴びるべく、髪に埋もれさせるようにして使っています。(7月初旬に、買った直後は80℃で使用)
  • 本体は熱くなりませんが、ノズルは思いっきり熱くなります!使用後は、先端だけは溶けちゃいそうなものに触れないようにして、しばらく放置できる場所に置きましょう。
  • いくつかのサイトで、「700グラム以下のドライヤーならば女性でも大丈夫♪」などの情報を、買ってから見ました。説明書の記載ですと、…あれっ?コードとノズル込みで805グラム。。(さっきまで、コード込みで555グラムだと思っていた。。本体のみの重量だった模様。。)
  • …ええと、軽い家庭用ドライヤーと同じように、手首で振るとすぐに限界が来ます。腕全体で取り回すように気をつければ、私も2ヶ月間そうやって使い続けているのでおそらく大丈夫です!
  • コードがとても太いです。そのまま信頼性に繋がっているのだとは思います。コードの重みを感じずに済むような使い方ができれば、よりよいのですが。。
果たして効果はあるのか?無駄金だったのか?

2ヶ月間使用してみた正直な感想を書いてみますね。

  • 謳い文句的には遠赤外線により、髪の表面は乾かすけれども芯の水分は奪わない、という理屈の製品みたいです。ちなみにナノイーとかマイナスイオンは、髪の表面の水分を取りすぎないけど芯にまでは作用しないとか店長さんは言っていましたが、ナノイーは効果を感じられる方がお使いになられればそれでよいと、個人的にはおもっております。大手メーカー製品に多いため、不要でも付いてくる機能ですし。
  • で、効果のほどですが、旅先のホテルなどで普通のドライヤーを使うと、確かに櫛通りが悪いと感じます。相対的に効果を実感できます。
  • 風量:弱、温度:100℃で毎日乾かしているわけですが、乾燥しすぎ感がないので、顔に当てるのもそんなに怖くなくなりました。目尻が突っ張りません!
  • 3年近く謎の光のドライヤーとして、美容院で体感はしているので、「欲しいな♪」と思うくらいに効果は感じてきました。

お値段1万8千円ですが、とどのつまり美容製品って、ケアしている!頑張っている!というモチベーションの部分も重要だとおもうのです。ロスタロットのしおりにも、「指先に、想いを込めて、願いを込めて使ってください。」と、書かれてしますし。

重くて取り回しにコツが要ることを除けば、私は十分に満足しています♪

アマゾンで買うのはよくないと思います

エレメア ドライの製品情報はクレイツイオンのサイトにあります。そして試しにアマゾンで「クレイツイオン」で検索したところ、…前回はエレメア ドライだけは見当たらなかったのですが、今見たらありました!

但し、購入者のレビューを見ると、美容室専売品であるため、それ以外で購入したものは保証対象外だそうです。お安いですけれども。。

(2018/10/31追記)

今現在も、アマゾンに出品はあります。レビューには、「美容室専売品のため、それ以外で購入したものは保証対象外」とあり、出店者は「国内正規品なので1年保証がある」といい、食い違いがあります。

…私が店長さんに聞いた話が一番正しい、ということはないと思いますが、第三の意見としてご紹介いたします。

店長さん「美容室専売にするのは、模造品がすぐに出てくるからなんですよ。大手メーカーが大量販売するのと違って、小さなところが研究を重ねて商品化するので、粗悪品でイメージが傷つくのをすごく嫌うんです。それでも、一部の美容室がネットで売ったりしますが、一個一個に管理番号が振られているので、修理に出すとそれがどこのお店から流出したものかは分かっちゃうんですね。(私のものにも6桁の「保証No.」がありました)それでバレると、そのお店は取引停止になっちゃう」

メーカー直販サイトがありますので、お近くの美容院で取り扱っていない場合、高くてもこちらを利用する方が間違いがないと思います。修理代3千円で、ずっと使えるわけですし。

マクセルからも光ドライヤーが登場

(2018/10/11追記)

マクセルからも、レクサム(llexam)というブランドで、「光ドライヤー MXHD-3000」という製品が、やはり美容院ルートのみで販売されるようです。

まだ、ネットの記事だけで、マクセルのサイトに情報はありません。

(2018/10/31追記)

PDFで情報が公開されました。

マクセル「光ドライヤー」

…調べてみて面白かったのは、クレイツイオンが「遠赤外線」を使っているのに対して、マクセルは「近赤外線」を使っているというところです。

特許の回避なのか、近赤外線によさがあるのか、難しいことは分かりませんが、私たちが寒い季節によく耳にする遠赤外線に比べて馴染みの薄い「近赤外線」で検索すると、

近赤外線とその影響

とか、全然嬉しくない情報が出てきます。。が、LED美顔器などで、フォトフェイシャル的に使われることもあるようです。

一方で遠赤外線は、肌のターンオーバーを促すような効果は薄そうです。

店長さんに話したところ、とりあえずメモって「調べてみますね」とのことだったので、また何か分かったら追記します♪

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