私がクラシックを聴くようになったのは、「由紀レコオド」というクラシック専門CDショップ、そしてその店主さんとの出会いがきっかけでした。
そのお店は、いまはもうありません。
京浜工業地帯と住宅街とを隔てる産業道路沿いにあって、鶴見・新子安・東神奈川どの駅で降りても、到着までの時間がそれほど変わらなかったのが、最後まで不思議でした。
よりによって横浜から北関東に越してきたばかりの頃に、引っ越してきた土地に戻るかたちで通ったおよそ1年間。
個人的な郷愁に過ぎませんが、そのとき得たたくさんの真新しい知識。今は連絡を取る術もない紳士的かつ情熱的な「クラシックおたく」の主におじさま方との出会い。
クラシックというマニアックな趣味の世界の、一風変わった文化や嗜好。…言ってしまえばすべて「又聞き」なんですけれども、テーマごとにまとめてご紹介していきたいとおもいます♪
【もくじ】
- 眠くならないクラシック(前編)
- 眠くならないクラシック(後編)
- ジャ○ーズみたいにかっこいい(?)クラシック
- 時代と人間のザンコクさを聴く
- クラシックCDベスト・ワン♪
- 眠くなるクラシック
- 運河を望む喫茶店
- 蘇るフルトヴェングラー
- 年齢とともに輝きを増す美しさ
- ライム色の桜(上)
- ライム色の桜(中)
- ライム色の桜(下)【最終話】
(以下、番外編です)
【動画紹介:由紀レコオドに行ってきた!】