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カラヤンって聴きます?

クラシックの「帝王」カラヤン

「指揮者」といえば一般的には、やっぱりカラヤンの知名度がいちばん高いのではないでしょうか?

他のクラシック音楽家とは、比較にならないくらい有名なので、「アンチ・カラヤン」という表現も、カラヤンの人物像を知らなくてもなんとなく腑に落ちてしまうほどに。

およそ、「帝王」カラヤンに対する有名な批判は、以下のものかと思われます。

確かに、「成功した音楽家」であることは間違いがなくって、一方でカラヤンの遺した録音で愛聴するものが多いかと言われると、わたし自身、そんなにはないかな?「好きな指揮者ランキング」とかを自分の中で挙げてゆくと、とりあえずベスト20には入らないかな?という実感はあります。

 

ただ、別に嫌いな演奏家というわけではないです。マーラーの9番などはよく聴きますし、個人的な「カラヤンに対する印象」を述べさせていただくならば、以下のようなかんじになるかな?とおもいます。

 

最晩年のカラヤンは、こう言ったと伝えられています。

「私にはまだやりたいことがたくさんある。だから神は私に、新しい若い肉体を与える義務がある」

プロフェッショナルとして、自分のファンに伝わる言葉として、これ以上に嬉しい言葉はないとわたしはおもいます。…まだ存命ではあるけれども、「もう、創作意欲は失ってしまったのかな?」そう感じる大好きな芸術家は、わたしにもたくさんおりますので。

そもそもが「芸術家気質」は、商人魂といちばん遠いところにあるような印象もありますし、でもファンなんて身勝手なものですから、

「カラヤンは芸術家ではなく商売人だ!」

「クライバーは晩年、ほとんど指揮をしなくなってしまった!」

…自分でも思いますが、びっくりするくらい、わがままで理不尽ですね〜。^^;

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