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「洗い越し」へとご案内します

それは伏流水を渡る県道のこと

栃木県北部には、日光と那須という、栃木県そのものよりも有名な観光地があります。

日光には中禅寺湖と華厳の滝という、豊かな水資源がある一方、那須には谷が深くて水が汲めない那珂川と、そもそも「水のない川」蛇尾川が、共に水源としては役に立たず、悩まされ続けてきました。「那須野ヶ原」とは古来、広大な原っぱというよりは、荒涼とした不毛の大地を指す言葉であったようです。

蛇尾川は伏流水と呼ばれる不思議な川です。東京方面から那須へ行く場合には必ず渡河しますが、意識される方はすくないのではないでしょうか。…雨が降らない限り、水がありませんから。。

ずっと乗りたかった背の高いクルマ、スバル・フォレスターで晴れた日に向かってみました♪

あと、少し歩いてみましたので、そちらも短い動画にしました。

…ふたつの目の動画では、一応マイクをつけて解説風に喋ってみたのですが、吹きすさぶ風の音で聞くに耐えうるものには、なりませんでした。。

場所はこちらになります♪

Google先生には「Unnamed Road」と言われてしまいましたが、調べてみると私道ではなく、れっきとした県道55号旧道であるようです。わたしがここを始めて訪れたのは、まだ学生のころです。「川のない河原」がどこどこまでも続いていて、「すてきなところだなぁ」と感じ、その頃からずっと、

「いつか背の高いクルマを手に入れて、また行ってみよう!」

そう想い続けてきました。

橋が掛かっていたり、そもそも道が閉鎖されてしまったり(雨の日にはそうなりますが。。)という時代の変化を恐れつつ、久しぶりに訪れたそこは、変わらずなにもない、すてきなところでした♪

 

「川底」のあたりから、上流を撮ってみました。遠くに見えるのがたぶん「那須山」です。手前を東北自動車道が渡河しています。

 

こちらが下流になります。…やっぱりなにもありません。。堤防のようなものも少し見えますが、普段は荒野、雨が降れば川になるというこの光景は、たぶんずっとずっと昔から、流転しながら、むしろ変化するがゆえに「変わっていない」のでしょう。

 

少し高いところから、見下ろしてみました。…が、万事この調子です。

 

最後にお目を汚してしまい、申し訳ありません。…まあ、こういうところをこんな姿でずかずかと歩けば、こうなりますよね~。。

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