故人の新譜♪
まだ聴いていませんが昨日、ジョン・コルトレーン(1926年〜1967年)の「新譜」を買いました♪
確か今日あたり発売日では、、とか思いながら、帰宅途中にCD屋さんに立ち寄ったのですが、ジャズ・コーナーを覗くと、…あった!ありました。ジョン・コルトレーン「ザ・ロスト・アルバム」。
コルトレーンが生前に自ら作成を意図したアルバムではありませんが、これまで海賊版としても世に出たことのない初出音源とのことで、期待大!です♪
…ところが、いざ手を伸ばそうとすると、躊躇します。。「国内通常盤」「国内盤限定デラックス・エディション」「輸入通常版」「輸入盤限定デラックス・エディション」と、4種類もの「ザ・ロスト・アルバム」が、そんなに広くもないジャズ・コーナーの一角をどどど〜んと占拠しているのです。
Web上で再現すると、こんなかんじになります。
結局私はいつものように、「輸入盤限定デラックス・エディション」(一番右のものです)をチョイスしたのですが、人にオススメできるのは一体どれなのか?特に「国内盤」「輸入盤」の違いは、ジャズをこれから「聴こう!」と思っていらっしゃる方にとって、判断に迷うポイントなのでは?と帰りの電車で色々考えました。
オススメは通常版の輸入盤!
まずはお値段ですが、ごくまれに例外はあるものの、国内盤の方が「高い」です。以前は日本語解説や帯の違いだけでしたが、最近は「国内盤のみ高音質CD」と謳って(今回のコルトレーンはSHM-CD仕様)、音質の違いもアピールして、リスナーを誘惑します。
それから「デラックス・エディション」ですが、殆どの場合、2枚目はオマケです。アルバムとして「作品」に仕立て上げられているのは最初の1枚で、2枚目は同じ曲の別演奏とかがまとまりなく収められていることが多いです。
果たしてこのような状況下で、リスナーは一体、どれを選択すべきなのか?
私見、ですが、一番お安いもの(大抵は通常版の輸入盤)をお買い求めになり、もし気に入ったならば国内盤高音質CDかつデラックス・エディションを、追加購入されるのがいいと思います。
何故かと申しますと、すごく気に入ったジャズやクラシックのCDは、今後何枚も買うことになるからです。
…逆に、残念ながらお気に召さなかったという場合でも、一番金銭的にダメージが少ない選択をしたとなれば、ある程度諦めもつくのではないでしょうか。。
私の例です
試みに、私が所有しているワルツ・フォー・デビイのCDを、できるだけ購入順にアマゾンの商品リンクで並べてみますね♪
こちらの遍歴ですが、最初はジャズを聴き始めたころで、たまたまお店にあった普通のCDを買いました(左のもの)。そして気に入ったので、ひたすら音がよいと言われるXRCD版(真ん中のもの。もう、品切れですね)という、摩訶不思議なCDをアマゾンで注文してしまいました。
XRCDというものは、すごさが色々とヘンなのですが、作業場所は京浜東北線の子安駅のちかくで、電車が止まってノイズの少ない午前2時から作業開始するとか、最近はあまり見かけませんが、ある意味古きよき時代の、幸福なCDだったのかもしれません。
ちなみに最初に買ったものは、お友だちにプレゼントしました。なにしろ、ジャケットも中身もおしゃれですからね!
…ところが、です。このXRCDがどうにも感動できないのです。。何度も聴いてやっと分かった違いは、グラスのぶつかるかちん♪という音がこのアルバムにはところどころ混じっているのですが、その音が小さすぎて、臨場感がなくなっているということでした。。…ノイズなので、目立たなくしたかったというのも、分かるのですけれども。。
仕方がないので次はSACD(スーパーオーディオCD)版(右のもお)を購入してみました。今、普段はこれを聴いているのですが、実はまだ満足はしていません。
いつか2000年より前に発売された、ビクターエンタテインメントから出ていたK2テクノロジー対応版を、お安く買いたいとおもっています!(今はユニバーサルミュージックというところから発売されています)